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子供にも使われる気管支に作用するメプチン/プロカテロールってどんな薬?

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こんにちは、しちです!

メプチンもしくはプロカテロールって名前聞いたことありませんか?

小さい子供からお年寄りの方までよく処方される薬で、一度は聞いたことがあるではないでしょうか。

知らないって方は、喘息の発作が出ているときに吸い込む吸入するやつと言えばイメージがつくかなと思います。

こんな方へオススメの記事

  • メプチン/プロカテロールってどんな薬なのか知りたい
  • 気管支広げて何に効果があるのか知りたい
  • 手が震える症状が出るのは本当か、なぜなるのか知りたい

この記事を書いているしちについて

  • 調剤薬局勤務9年目
  • 小児科クリニックの門前薬局で2年経験歴
  • 現在は小児科も掲げるクリニックの門前薬局勤務
  • かかりつけ薬剤師として患者応対の日々を過ごす薬剤師
目次

メプチンってどんな薬?

  • 成分名:プロカテロール
  • 商品名:メプチン
  • 分類:気管支拡張剤

商品名のメプチンの方が知られているかなと思います。

最近はジェネリック医薬品で調剤する薬局がほとんどなので、成分名のプロカテロールの名前も知られ始めました。

しかし、メプチンのジェネリック医薬品が販売中止になるので、現在プロカテロールを目にしている方々もゆくゆくはメプチンという名に変わっていきます。

(主力メーカーである東和薬品、沢井、日医工がそれぞれ2020年4月に販売中止の案内を出しました。)

この記事ではこの先メプチンについて記載していきます。

メプチンにはどのような種類があるの?

  • 錠剤(25㎍、50㎍)
  • シロップ【液体】
  • ドライシロップ、顆粒【粉薬】
  • 吸入液ユニット(0.3mL、0.5mL)
  • 吸入液
  • エアー、スイングへラー【吸入器】

たくさんの種類があり、これだけ数多くの種類がある薬剤は他にはありません。

飲み薬が、錠剤、シロップ、ドライシロップ、顆粒
吸入薬が、吸入液ユニット、吸入液、エアー、キッドエアー、スイングへラー

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ちょっとわかりにくい吸入薬について説明していきます。

吸入液ユニット、吸入液は、それぞれネブライザーという機械を使って吸入する薬です。

オムロン ネブライザー 吸入器 薬剤用 卓上タイプ コンプレッサー式 NE-C28
ネブライザーはこんな感じのものです

エアー、キッドエアーは、喘息発作などの症状改善のために吸い込むL形の吸入器です。

エアー、キッドエアーはこんな形

エアーやキッドエアーを使ってうまくタイミングが合わず吸えないって方もいると思います。

そのときは、エアロチャンバーなどの補助器があると便利です。

スイングへラーもエアーと同様に喘息発作などの症状改善のために吸い込む吸入器です。

スイングへラーはこんな形

エアー、キッドエアー、スイングへラーの使い道は同じですが、このような違いがあります。

エアー/キッドエアースイングへラー
製剤霧状に出てくるエアゾールタイプ粉が出てくるドライパウダータイプ
特徴・ボタンを押すのと同時に薬剤が出てくるので
同時に吸い込まないといけなく
タイミングが合わないとうまく吸えない
・アルコール成分が入っているので過敏症の方は使えない
・ボタンを押して自分のタイミングで吸うことができる
・自分の力で吸う必要があるので吸う力が必要

メプチンの効果は?

次記疾患の気道閉塞性障害に基づく呼吸困難など諸症状の緩解:気管支喘息、慢性気管支炎、肺気腫、急性気管支炎、喘息様気管支炎

メプチン添付文書より

喘息や気管支炎による呼吸困難、つまり息苦しさや喘息発作といった症状に対して効果がある薬です。

記載している疾患の1つの急性気管支炎というのは、重い症状の風邪というイメージをしてもらうとわかりやすいと思います。

その疾患が記載されているので、風邪のときにもこの薬がよく処方されるというわけです。

メプチンの作用の仕方は?

交感神経を活発にして気管支を広げる

これがメプチンの作用になります。

気管支を広げることで空気の通り道が広がり、息苦しさや喘息発作といった症状を改善することができます。

作用は長時間続くわけではなく一時的なものです。

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詳しく書くとβ2受容体とか気管支平滑筋とか色々出てくるのですがわかりにくいです…

わかりやすく端的にするとその一言になります。

気管支ってそもそもどこにあるの?

気管支とは、気管から枝分かれして肺胞に達する部分までの総称のことを指します。

図で表すとこのような形です。

気管支は左右の気管支に分かれ、さらに分岐を重ねて次第に細くなって肺胞につながります。

気管のところを気管支って思っている方もいますが、実は違っていて2本枝分かれした先の枝すべてを指してるのです。

ちなみに、最初の2本に分かれる左右の気管支ですが、左右対称ではありません!

右の気管支の方が太くて垂直になっているのです。

その理由は、間違って食べた食べ物が左ではなく右に落ちていくようにするため。

左に落ちて行かないようにしているのは、左側にある心臓を守るためだと考えられています。

肺胞は、気管支の最終枝にブドウの房状についている袋のこと。

肺胞はブドウの房状の形

図でみると本当にブドウみたいな形ですよね。

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これが肺には無数に存在していて、無限ブドウ畑状態です笑

酸素と二酸化炭素のガス交換がこの肺胞で行われていて私たちの呼吸は成り立ってます。

メプチンを使う上での注意点は?

小さい子供から使う薬ではありますが、注意して使って欲しい点があります。

それはメプチンを使うことでの副作用が起きる可能性があるということです。

手の震え、動悸、脈が速くなる、筋肉がつるなどの症状が出ることがあります。

その理由はこのメプチンが交感神経を活性化させて気管支を広げるというところから来ています。

交感神経は肺や気管支だけではなく、全身に存在している神経です。

メプチンは気管支の部分にだけ効果が出るように作られた成分ですが、人によって全身の交感神経に作用することがあります。

その結果手の震えが出たり、動悸したりといった症状が発現するのです。

どの薬剤でも副作用が出る可能性がありますが、このメプチンは身体に症状が出る副作用なので比較的わかりやすいです。

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自分が働いている薬局でも、実際に症状を訴えてきた方がいます。

もし症状が現れた場合は、メプチンが身体に合っていないと考えられるので使わないようにしましょう。

まとめ

今回の記事でお話したかったのは、3つです。

  • メプチンは交感神経を活性化させて気管支を広げる
  • 気管支の場所と役割について
  • 手の震え、動悸、脈が速くなる、足がつるなどの副作用がある薬である

今後、メプチンやプロカテロールを手にすることがあればこの記事の内容を思い出してもらえればと思います。

特にここに記載した副作用が出ればメプチンによる可能性が高いので、一度使用中止したあとで医師や薬剤師へ相談してみてください。

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少しは勉強になったとか、薬について興味を持ってくれたら嬉しいです。

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