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薬の保管はどうすればいいの? 薬の期限はいつまでなの?【粉薬は?シロップは?錠剤は?】

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この薬っていつまで使えるの?

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薬の保管は全部冷蔵庫に入れておけばいいよね?

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この薬が余ったらまた使ってもいいかな?

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こういった質問は結構多いです。

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詳しく聞いてみると間違った保存の仕方や、期限切れでもう使えないよって薬を使おうとしていることも。

今回は子供で良く処方される剤形に関して、安全・安心して薬を使ってもらえるように説明していこうと思います。

ぜひ読んで欲しい方

  • とりあえず薬は冷蔵庫に保管すれば良いと思っている
  • 見た目がおかしくなければ、日にちが過ぎてても飲んだり使ったりして良いと思っている
  • もらった薬の保管方法や期限を知っておきたい

この記事を書いてるしちとは何者?

  • 調剤薬局勤務9年目
  • 小児科クリニックの門前薬局で2年経験歴
  • 現在は小児科も掲げるクリニックの門前薬局勤務
  • かかりつけ薬剤師として患者応対の日々を過ごす薬剤師
目次

薬の保管と期限について

前提として、薬は高温・多湿・直射日光が苦手です。

高温・多湿・直射日光の条件化に置いておくと、主成分やその他の成分が変化し、予期せぬ反応が起きることがあります。

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基本は人間と同じで、人間が嫌な環境なら薬も嫌な環境なのです。

錠剤・粉薬の保管

錠剤と粉薬の保管については考え方が似ています。

良い保管方法

  • 引き出しのなか
  • 光を遮断できる容器のなか
  • 室温の場所
  • ふた付きの容器に入れ、乾燥剤を一緒にいれておく

悪い保管方法

  • 冷蔵庫のなか
  • 引き出しでも、タンスのような湿気が溜まりやすい場所
  • 夏の車内や、冬の暖房器具近くのような高温になる場所
  • 台所、洗面所、お風呂場など湿度高い場所

室温とは、1~30℃のことを指します。(日本薬局方により規定)

解説1)冷蔵庫保管がダメな理由

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薬はすべて冷蔵庫のなかに入れれば良いと思っている方が多いのですが、それは間違いです。

冷蔵庫のなかは温度が一定なので保管に適しているように思えるのですが、いざ使うときに問題があります。

冷蔵庫から出た薬は、冷たい温度から室温の場所へ移動するため急激な温度変化がおきます。

その温度変化により、結露が発生し薬の品質が悪くなるのです。

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寒いところから暖かいところに行くと眼鏡が曇るのと同じ理屈ですね。(眼鏡あるある)

解説2)乾燥剤で長持ち

薬は湿気が一番の大敵です。

そのため、乾燥剤と一緒に密閉できる容器に入れておくのが一番長持ちできる方法になります。

乾燥剤はお菓子のなかに入っているもので充分です。

薬がたくさんあったり、粉薬もらう機会が多ければ、100円ショップにも売っているので購入するのも良いと思います。

錠剤の期限

錠剤の期限は、薬剤ごとに異なります。

袋を開けて1ヶ月以内に使い切らないといけない薬や、漢方薬のように3年近く期限が持つ薬もあるので一概には言えません。

曖昧な形の回答になりますが、次のような質問や意見もたまに聞かれます。

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薬に期限の目安があったりはしないの?

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もらった錠剤に期限が書いてないんだけど、薬剤師はどうやって期限確認しているの?

調剤してお渡しした薬剤は基本日数通り飲み切りが原則です。

原則とはいっても調節して飲んだり、症状改善してやめたりして薬が残る事があります。

だいたい薬がどれくらい期限持つか知っておきたいですよね。

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錠剤の薬で、保管に条件がないような薬剤であれば一般的に1~2年位使用期限持ちます。

一般的になので、最初に書いたように期限短い薬や長い薬があるので、薬剤師に確認してくださいね。

では、われわれ薬剤師がどのように期限を確認しているかですが、

実は渡した錠剤のシートのある部分を見て情報を確認して照合して確認しています。

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ある部分というのがココの部分です。

ココの部分には、アルファベットと数字の羅列が掘ってあったり印刷されてあり、その番号を照合して期限を確認できます。

最近の薬剤では、期限も印刷されている薬も増えてきましたが、照合しないと期限がわからない薬がほとんどです。

他にもコードを読んだり、在庫システムを使ったりと別な方法でも確認することができます。

粉薬の期限

梅雨などの時期にもよりますが、粉薬の期限は一般的に3ヶ月くらい(長くても半年くらい)が限度です。

製品化された包装での粉薬であれば、1~2年期限もつと考えていいです。

しかし、調剤された薬は、必要な粉の量を分包して作られているので空気に触れてしまっています。

空気のなかにも湿気があるため、品質劣化速度が早まり、長くても半年ほどしか期限は持ちません。

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3ヶ月しか経ってなくても、飲む前に袋のなかで粉を振ってみて固まりがないか確認してください。

粉を振って固まりがあるようであれば、湿気により固まりになっている可能性があるため、飲むのを避けてください。

固まり以外にも色の変化があれば、飲まないでくださいね。

シロップの保管・期限

シロップの保管

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シロップは冷蔵庫でしょ!

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もちろんそれで問題ないです。

実はシロップの保管は、室温の場所であれば大丈夫なのです。

しかし、室温は環境によって気温差が生じて成分が悪くなるので、温度が一定にできる冷蔵庫に保管するようにしましょう。

夏場や冬場で室温が高くなる時期は、特に冷蔵庫で保管をオススメします。

ただし、冷蔵庫でも0℃以下になって凍結すると成分が壊れることがあるので、凍結しないように注意しましょう。

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錠剤や粉薬で冷蔵庫はダメと言いましたが、シロップは冷蔵庫でOKです。

シロップの期限

シロップは、一般的に長くても3ヶ月くらいを目安に捨てるようにしましょう。

1歳くらいまでの小さいお子さんの場合は、3ヶ月もすると体重が変わり、必要な量も変わるので1ヶ月くらいしたら捨てて再度受診するようにしてください。

坐薬の保管・期限

坐薬の保管は、薬剤によって異なるので必ず調剤されたときに確認するようにしましょう。

冷所保管:アンヒバ坐剤、カロナール坐剤、など

室温保管:ダイアップ坐剤、アルピニー坐剤、など

実は、アンヒバ坐剤、カロナール坐剤、アルピニー坐剤はすべて同じアセトアミノフェンという解熱剤成分の薬です。

同じ成分の薬なのに保管場所は変わってしまいます。

保管場所が違う理由は、体温で溶かす坐薬なのか、身体の分泌液で溶かす坐薬なのかで保管条件が決まるからです。

そう言われてもわからないと思うので、坐薬をもらったときに保管場所は確認するようにしてくださいね。

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冷所保管の坐薬は、間違いなく薬をもらうときに説明されますよ。

また、坐薬の期限もそれぞれですが、一般的に1年くらいは持ちます。

保管場所を正しく保管した状態で長持ちできるようにしましょう。

さいごに

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今回説明したのは一般論なので、詳しく確認したいときは薬剤師に相談してください。

また例外はたくさんあるので、薬をもらったときに薬剤師の説明をきちんと聞きましょう!

錠剤でも、粉薬でも、シロップでも、保管に関して一番大事なことは、子供の手の届かないところに保管するということです。

手の届かない高さにしまう、注意を惹くような場所に置かないなど工夫してくださいね。

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今回の記事で保管や期限について少しでも理解してくれて、正しく薬を使ってもらえれば嬉しいです。

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