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ポビドンヨード成分を含むうがい薬の注意点とは!?妊娠・授乳中の方は必読です!

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こんにちは、しちです!

大阪の吉村知事がポビドンヨード成分を含むうがい薬の使用について記者会見を行い、話題になりましたね。

自分が働く調剤薬局の店舗でも、報道が流れた直後すぐうがい薬を求めて来局したり、電話で問い合わせがあったりしました。

やはりテレビの影響は凄いですね~

今回は、ポビドンヨード成分を含むうがい薬に着目します。

この薬はうがい薬だと思って油断してはいけません。

特に、妊婦や授乳中の方は注意が必要なのです!!

この記事では、ポビドンヨード成分を含むうがい薬と妊娠・授乳中の方への影響についてまとめていこうと思います。

この記事を書いているしちについて

  • 調剤薬局勤務9年目
  • 小児科クリニックの門前薬局で2年経験歴
  • 現在は小児科も掲げるクリニックの門前薬局勤務
  • かかりつけ薬剤師として患者応対の日々を過ごす薬剤師
目次

ポビドンヨード成分とはなに?

ポビドンヨード成分と言ってますが、そもそもどういうものなのか確認してみましょう。

ポビドンヨード成分の特徴とは

ポビドンヨードの特徴について確認してみましょう。

  • ヨウ素を含んだ化合物の名称
  • 日本薬局方にも収載されている医薬品
  • 独特な茶色の色をしていて、消毒作用を示している
  • 殺菌力はもちろんのこと、即効性に優れている
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その殺菌作用が新型コロナウイルスにも有効と説明してたんですね。

このポビドンヨードは市販されているもの以外にも医薬品としても幅広く使われています。

  • 手術の際の傷口の消毒
  • 救急隊の常備
  • 分娩時
  • 口臭除去
  • 手洗い
  • とびひ、おできの殺菌、消毒  など・・・

ポビドンヨード内の成分である『ヨウ素』について

ヨウ素を含んだ化合物の名称をポビドンヨードというわけですが、そのヨウ素はどういった作用をしているのでしょうか。

ヨウ素は甲状腺にある甲状腺ホルモンの原料になっている成分です。

甲状腺ホルモンは、成長や発達などの重要な役割をしているホルモンであり、特に胎児で脳、末梢神経、骨格などの発達と成長を促しています。

ヨウ素が足りないと甲状腺ホルモンが少なくなるためこれらの機能が低下します。

しかし、ヨウ素は色々な食品に入っており、特に海藻や魚介類に多く含まれてるので、日本人がヨウ素不足になることはないと考えられてます。

ポビドンヨード成分を摂取するとどうなるの?

ヨウ素は、甲状腺ホルモンを作るための必要だと書きましたが、その必要量はほんのわずかなのです。

1日あたり0.095~0.15mg程度のヨウ素で充分だそうです。

わかりにくいので昆布で換算すると昆布40~60mg相当だそうです。

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身近な食材に換算すると少ない量に感じますよね。

ヨウ素が過剰な状態になると身体の中では、甲状腺ホルモンが作られなくなり甲状腺機能が低下することがあります。

そうなった場合でもヨウ素摂取を止めると自然に回復してきます。

妊娠・授乳中の方であれば話が少し変わります。

ヨウ素成分は胎盤や母乳を介して移行することが知られており、子供の甲状腺機能が低下し発育や成長に影響する可能性が考えられるのです。

今回のポビドンヨードうがい液は基本的に飲むことはないですが、少量でもヨウ素が体内に入っていく可能性があるので注意が必要になります。

妊婦・授乳中の方がポビドンヨード成分を含むうがい薬を使うのはいいの?

通常のうがい薬であれば大きな問題にならないと考えられますが、使用回数が増えればそれだけ体内にヨウ素が吸収されるリスクが上がります。

数回のうがいで使用するなら良いですが、コロナ感染予防だからということでずっと使い続けるのは避けましょう!

また、のどへスプレーするタイプの外用剤は、薬液を飲み込むので、うがい薬と比べても体内へよりヨウ素が吸収されるので使用を避けましょう!

のどが痛くてどうしてもうがい薬を使いたいというのであれば、アズレンが主成分のうがい薬を使用すると良いです。

アズレンが主成分のうがい薬であれば、ヨウ素の吸収の心配なく使う事ができます。

ちなみにこの2つは、

  • ポビドンヨード⇒殺菌
  • アズレン⇒消炎

といった面で使う目的が違っているので、のどの痛みに対してであればアズレン主成分のうがい薬でも効果があります。

まとめ:ポビドンヨード成分と妊娠・授乳中への影響

今回は、話題になっているポビドンヨード成分を含むうがい薬について説明しました。

  • 妊娠・授乳中の方が、ポビドンヨード成分を含むうがい薬の使用を避けるべき!
  • どうしてもうがい薬使いたいときは、アズレン主成分のうがい薬を使用する
  • ヨウ素の過剰摂取で甲状腺機能が低下する

結論は、妊娠・授乳中の方であればヨウ素の過剰摂取は避けるべきです。

もちろん、妊活をしている方も取り過ぎは避けて欲しいです。

新型コロナウイルス感染は怖いですが、妊娠・授乳中の方は子供のことを第一に考えるとうがい薬といえども慎重にならないといけないですね。

水のうがいやアズレン主成分のうがい薬での感染予防でウイルス対策していきましょう。

薬は正しい情報を持って正しく使っていきましょう。

今回はこのくらいにします。

薬について少しでも感心を持ってくれたら嬉しいです!

次の記事でお会いしましょう~。

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